ひな人形650体展示 「しまばら浪漫ひなめぐりん」 島原城観光復興記念館 3月3日まで

ひな人形が華やかに彩る主会場=島原市、島原城観光復興記念館

 島原市の春を華やかに彩る「しまばら浪漫(ろまん)ひなめぐりん」が2月1日、開幕した。島原城や武家屋敷、鯉(こい)の泳ぐまちなど、城下町の風情漂う観光スポットを中心に計約650体のひな人形が展示され、観光客らが訪れている。3月3日まで。
 島原城などを運営する島原観光ビューローが2020年から主催し5回目。主会場の島原城観光復興記念館(城下1丁目)には、布の端切れを使った島原伝統の「押し絵びな」など約340体が並ぶ。また昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表チームが優勝したシーンに見立てたひな人形も来場者の目を引いている。
 期間中に同イベントのパンフレットを提示すると、市内21店舗で島原名物「かんざらし」などの割引や特典がもらえるサービスもある。
 担当者は「パンフレットは駅や宿泊施設など島原半島内約100カ所で配布中。掲載している散策マップを手に、城下町の春を楽しんで」と呼びかけている。

© 株式会社長崎新聞社