教育旅行誘致へ「探究学習ノート」 盛岡広域振興局

探究学習ノートの「SDGs探究編」。教育旅行に活用してもらう

 盛岡広域振興局(佐々木隆局長)は、岩手県外からの教育旅行の誘致につなげようと学習補助教材「盛岡広域エリア探究学習ノート」を作成した。盛岡市内のまち歩きと県北、沿岸を含む広域で国連の持続可能な開発目標(SDGs)を学べる2部構成。教育旅行の行き先は新型コロナウイルス禍を経て変化しており、目的地に選ばれるよう発信を強化する。

 SDGs探究編は八幡平の地熱蒸気を使った染色や小岩井農場(雫石町)、御所野遺跡(一戸町)、防災と復興まちづくりなどを取り上げ、自然と共生してきた人々の営みや歴史を通じて身近なSDGsを学ぶ。三陸鉄道の震災学習列車など企業・団体の27プログラムを別冊にまとめ、所要時間や利用料金、モデルコースも紹介する。

 まち歩き編は盛岡市内の班別自主研修を想定し、石割桜、紺屋町番屋、盛岡三大麺など10カ所の探究スポットを掲載した。

 教材や別冊は県ホームページからダウンロードできる。

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