黒森歌舞伎×蔵元のコラボ日本酒を発売 酒田観光物産協会

黒森歌舞伎の写真をラベルなどに使った日本酒の限定セット「黒森歌舞伎隈取三銘酒」

 酒田観光物産協会は3日、酒田市黒森地区に伝わる県指定民俗文化財「黒森歌舞伎」の写真を化粧箱などに使った日本酒セット「黒森歌舞伎隈取(くまどり)三銘酒」を発売し、お披露目会が同市の酒田夢の倶楽(くら)で開かれた。売り上げの一部は演者に寄付される。

 同協会では地元日本酒のセット商品を販売している。同歌舞伎演者が所属する「妻堂(さいどう)連中」の五十嵐良弥座長が、同地区周辺の蔵元でセット商品をつくれないか話を持ちかけ、コラボが実現した。ラベルには演者の隈取写真を使用し、化粧箱には、歌舞伎場の幕と少年歌舞伎の一場面が描かれている。

 「初孫」「三十六人衆」「清泉川」の純米酒300ミリリットルが1本ずつ入って3千円。千セット限定で販売する。酒田夢の倶楽のみで取り扱い、今月15、17日の同歌舞伎正月公演でも買うことができる。問い合わせは酒田夢の倶楽0234(22)1223。

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