2月4日から 有田雛のやきものまつり 陶磁器のひな人形展示、町歩き企画も

有田雛のやきものまつりをPRする有田観光協会の松尾佳昭会長(右)と岩井章専務=伊万里市役所

 「第20回有田雛(ひいな)のやきものまつり」が4日から、有田町で開かれる。有田観光協会が主催し、町内各所に有田焼のひな人形を展示。期間限定メニューのランチや写真コンテストなど、町歩きを楽しむための企画も用意している。3月10日まで。

 町内約150カ所で有田焼のひな人形を展示、販売する。アリタセラ(有田焼卸団地)では、高さ2.7メートルの磁器製座りびな七段飾りを飾る。有田館には柿右衛門窯や香蘭社などが手がけたひな人形が並ぶ。

 町内24店では期間限定のランチを提供し、旬の食材を使った料理を有田焼の器で味わえる。マイセンのカップを使ったコーヒーや紅茶、ドイツパンのサンドイッチなどを、トンバイ塀通りにある大正時代の古民家「小路(しゅうじ)庵」で楽しめる。

 若い世代を中心に人気が再燃しているインスタントカメラ「チェキ」を使った写真コンテストも実施する。町内でチェキ(フィルム10枚付き)を貸し出し、観光スポットなどで撮影して台紙に貼り付けてもらう。入賞者には有田焼のアクセサリーを贈る。

 詳細は有田観光協会のウェブサイトで。問い合わせは同協会、電話0955(43)2121。(青木宏文)

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