水温4度の川にさらして色鮮やかに 鯉のぼりの寒ざらし

岐阜県郡上市で真冬の風物詩鯉のぼりの「寒ざらし」が行われました。

郡上市八幡町を流れる小駄良(こだら)川で行われる3メートルほどもある鯉のぼりの「寒ざらし」。鯉のぼりに使われる「郡上本染」は400年以上の歴史がある藍染の一種で、水温4度の冷たい川にさらし模様を描く際に使った糊を特製のおたまとブラシで丁寧に洗い流すと、布が引き締まり鯉のぼりの赤や黄、紺がいっそう色鮮やかに浮かび上がります。

4日は多くの観光客やアマチュアカメラマンが訪れ、伝統の作業を写真に収めていました。端午の節句に向け鯉のぼり作りは今後急ピッチで進んでいきます。

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