【オーストラリア競馬】豪移籍ニシノクレセントが断然の支持に応えて2勝目をマーク…川上代表「まっすぐ走れたのは収穫」

現地2月4日、オーストラリア・セール競馬場で、日本から移籍したニシノクレセントが単勝1.4倍に支持に応えて2勝目をマークした。直線では先に抜け出した2着馬を目掛けてねじ伏せるような差し切りだった。同馬を管理するライジングサン・シンジケート代表、川上鉱介氏の談話は以下のとおり。

ーー2勝目、おめでとうございます。集中力を欠く面があるとのことでしたが、課題も含めレースを振り返ってみていかがでしょうか?

川上鉱介氏:色々な馬具を試しているのですが、能力的には完全上位だったにも関わらず、先頭に立つとソラを使うレース振りは変わらずでした。ただ今日は比較的まっすぐ走ってくれたのは収穫でした。マイネルレガシー同様に、日本で勝ち切れなかったのには理由があるので、まずは精神面で成長してもらいたいと思います。

ーーじっくり成長を待ちながら作っていっている印象ですが、今後の展望、将来性について教えてください。

川上鉱介氏:まだまだ精神的に幼い馬なので調教師と共にじっくりと育てています。オーナーの皆様には我慢を強いていますが、先々は上のレベルでやれる馬だと思っているからこそ大事に育てています。

「ステークスレベルでの結果が欲しい」

ニシノクレセント(提供:川上鉱介氏)

ーーライジングサンシンジケートの今年初勝利となりましたが、どんどん注目度が上がってきている印象です。今年の仕入れのご予定含め、抱負をお願いします。

川上鉱介氏:少しずつ頭数は増えて来たものの、まだまだ出走馬も少ないのが現状です。メトロ開催ではそれなりに勝てていますが、やはり更に上のステークスレベルでの結果が欲しいところです。カラカでの仕入れは成功したので、引き続きシドニークラシックセールやメルボルンプレミアセールなので、更に3、4頭は仕入れたいと思っています。楽しみな馬がたくさんいるので早く大きな結果も欲しいところです。

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