栃木県内東北道、通行止めの恐れ 大雪でネクスコ東日本注意呼びかけ

5,6日の雪で通行止めの可能性がある関東近郊の高速道路区間。4日午後6時現在(ネクスコ東日本の公式ホームページより)

 5、6日に関東地方の広い範囲で大雪の恐れがあることを受け、ネクスコ東日本は4日、栃木県内の東北自動車道などで通行止めを行う可能性があると発表した。またノーマルタイヤでの通行禁止区間を設ける可能性もある。

 午後6時現在、通行止めの可能性がある東北自動車道の区間は、福島県の本宮インターチェンジ(IC)以南の全区間。栃木県内では、那須IC-佐野藤岡ICの全区間が含まれる。北関東自動車道でも、宇都宮上三川IC-佐野田沼IC間で通行止めの可能性がある。

 このエリア以外も、天候によって通行止めとなる可能性がある。さらに並行する国道なども通行止めの恐れがある。

 また関東近郊でノーマルタイヤ通行禁止の可能性があるのは、東北自動車道の白河IC以南の全区間。北関東自動車道も全区間が対象となっている。この区間以外でも、ノーマルタイヤでの雪道走行は法令で禁止されている。

 ネクスコ東日本は、不要不急の外出を控え、やむを得ず高速道路を利用する場合は、冬用タイヤの着用などを徹底するよう呼びかけている。ネクスコ東日本は「高速道路では、自力走行不能の車両が1台でも発生すると、長時間の渋滞や通行止めにつながる恐れがある。ルートや日程の見直しを検討してほしい」とも注意喚起をしている。

 国土交通省関東地方整備局やネクスコ東日本は、5~6日の大雪を前に、交通障害の早期拡大防止のため、早い段階で予防的な通行止めを実施したり、高速道路と国道の同時通行止めを実施したりする可能性があることを表明している。

 

© 株式会社下野新聞社