栃木県で5日夜から大雪見込み 平地でも警報級の恐れ JRなど各線で運休の可能性も

那須町湯本で一面に降り積もる雪=1月24日

 宇都宮地方気象台は4日午後4時21分、「大雪に関する栃木県気象情報」を発表した。県内は5日夜始めごろから6日午前にかけて大雪となる所がある見込み。気象台は大雪や路面の凍結による交通障害に警戒し、ビニールハウスなどの倒壊、電線や樹木への着雪、雪崩に注意するよう呼びかけている。

 気象台によると、県内は5日昼過ぎから6日午前にかけて広く雪や雨が降る見込み。予想より気温が低くなった場合には、平地でも警報級の大雪となる可能性があるという。

 4日午後6時から5日午後6時までに予想される24時間降雪量はいずれも多い所で、北部山地5センチ、北部平地3センチ、南部山地3センチ、南部平地1センチの見込み。

 5日午後6時から6日午後6時までに予想される24時間降雪量はいずれも多い所で、北部山地20~40センチ、北部平地10~20センチ、南部山地10~20センチ、南部平地5~10センチの見込み。

 一方、JR東日本は4日午後4時20分、5日以降の降雪の状態によっては、県内の宇都宮、烏山、日光の各線などで列車の大幅な遅れや行き先変更、運休などが発生する可能性があると発表した。

 通常より目的地までの所要時間が多くかかる場合があるため、最新の気象情報や運転状況を確認し、時間に余裕を持って出かけるよう呼びかけている。

 最新の運行情報は、JR東日本のホームページやアプリ、公式X(旧ツイッター)などで周知する。

 東武鉄道もホームページで、5、6両日に雪による運休や遅れの恐れがあることを周知し、注意を呼びかけている。

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