ウルブスにシーズンダブルを許したチェルシーが11位に後退…【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

チェルシーは4日、プレミアリーグ第23節でウォルバーハンプトンと対戦し2-4で敗戦した。

前節リバプールに惨敗した10位チェルシー(勝ち点31)は、その試合からスタメンを2人変更。マドゥエケとバディアシルに代えてエンクンクとグストをスタメンで起用。最前線にエンクンクを据えた[4-2-3-1]の布陣を採用し、2列目にはパーマー、ギャラガー、スターリングを並べた。

3日前に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦で公式戦8試合ぶりの黒星を喫した11位ウルブス(勝ち点29)に対し、チェルシーは4分にエンソ・フェルナンデスのスルーパスに抜け出したエンクンクが飛び出したGKをかわして決定機を迎えたが、カバーに戻ったドーソンに突っつかれ、シュートは打たせてもらえず。

徐々にボールを保持する時間を増やすホームチームは、19分にバイタエルエリア中央手前でボールを受けたカイセドがゴール前へスルーパスを供給すると、ゴールエリア右手前に駆け上がったパーマーがゴール左隅にシュートを流し込んだ。

先制したチェルシーだったが、直後に失点する。22分、自陣での中盤でのボールロストからカウンターを受けると、ドリブルで持ち上がったジョアン・ゴメスのラストパスをボックス左で受けたクーニャがコントロールショットを狙うと、チアゴ・シウバにディフレクトしたボールがゴール左隅に吸い込まれた。

前半半ば以降は膠着状態が続いたが、チェルシーは前半終盤の43分に逆転を許す。ネウソン・セメドのパスで右サイドを抜け出したネトの折り返しをボックス内のアイ=ヌーリがダイレクトシュート。ディザジにディフレクトしたボールはそのままゴール右隅に吸い込まれた。

迎えた後半、再びスコアを動かしたのはアウェイチーム。63分、ネウソン・セメドの縦パスがエンソ・フェルナンデスに引っかかるも、こぼれ球を拾ったネトがボックス右深くまで侵入し折り返しを供給。これを受けたクーニャがダイレクトシュートで流し込んだ。

2点を追う展開となったチェルシーは、72分にスターリングとエンクンクを下げてムドリクとチュクエメカを投入。しかし、再びチャンスを創出したのはウルブス。80分、ドリブルで左サイドを突破したクーニャがボックス左でグストに倒されると、主審がPKを宣告。このPKをクーニャがゴール右隅に決め、ハットトリックを達成した。

その後、チェルシーは86分に左CKからチアゴ・シウバのヘディングシュートで1点を返したが、反撃はここまで。ウルブスにシーズンダブルを許したチェルシーは11位に後退している。

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