【シンガポール】物流カトーレック、現地同業を買収[運輸]

物流事業を手がけるカトーレック(東京都江東区)は、シンガポールの同業メガトン・シッピング(Megaton Shipping)の株式97%を取得した。買収額は明らかにしていない。

メガトンは1991年設立。陸・海・空運のフォワーディング事業や通関業務、倉庫の保管業務を含むロジスティクス事業を展開している。主要顧客はシンガポールや日本、欧米の企業で、世界60都市を結ぶネットワークを構築。2022年度の売上高は約15億円だった。

カトーレックは1967年設立。冷凍、冷蔵、定温、常温の4温度帯の保管・輸送業務や、電子商取引(EC)物流、共同配送、流通加工、物流業務を一括受託する3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)などを手がける。日本に50カ所以上の物流拠点、900台の車両、30カ所の物流センター・倉庫を持つ。

世界的な物流ハブであるシンガポールに拠点を置くメガトンをグループ会社にすることで、海外でのロジスティクス事業の基盤を強化。国際一貫物流サービスを拡充する。

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