がんに立ち向かう青・オレンジ 栃木県初のライトアップ、県庁昭和館鮮やかに

青とオレンジ色にライトアップされた県庁昭和館=4日午後6時、宇都宮市塙田1丁目

 世界中の人々ががんについて考える「ワールドキャンサーデー」の4日に合わせ、県立がんセンターなどは同日夕、県庁昭和館を青とオレンジ色にライトアップした。がんに立ち向かう決意を発信した。

 国際対がん連合(UICC)日本委員会が毎年、全国各地の施設をライトアップするイベントの一環で、本県では初めてとなった。

 同館は午後5時ごろライトアップ。UICCのテーマカラーの青とオレンジ色の光が、日が暮れるにつれ同館を鮮やかに照らした。

 今回は国内の官公庁舎や世界遺産など計16カ所で実施。各会場をオンラインでつなぎ、思いを共有した。

 同センター副病院長の平林(ひらばやし)かおるさん(66)は「がんに対して何ができるかを考えるきっかけになってほしい」と話した。

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