南岸低気圧 西から天気下り坂で冷たい雨や雪に 関東で大雪 東京23区でも積雪か

 きょう5日(月)からあす6日(火)はじめにかけて、低気圧が発達しながら本州の南岸を東進する見込み。このため、西から天気は下り坂で、関東も昼前から雪や雨が降り出しそうだ。はじめ、雨の所も次第に雪に変わる所が多く、山沿いを中心に大雪、東京23区など平地でも積雪する所がある見通し。

西・東日本を中心に冷たい雨や雪 関東は広く雪に

 きょう(月)の朝の通勤通学の時間帯は、東海から西で雨や雪になる見込み。昼前には、北陸や関東甲信でも天気が崩れ始め、昼過ぎには西・東日本の広い範囲で雨や雪になりそうだ。午後は、東北南部でも次第に雪の範囲が広がり、夜の帰り道は東日本・東北南部を中心に雪や雨が降る見通し。
 西日本で、雪になるのは標高の高い山で、ほとんどの所は雨主体になりそうだ。ただ、九州南部や奄美ではけさにかけて、局地的に非常に激しい雷雨になり、突風のおそれがある。

 関東甲信や東北南部は 、降り始めから広い範囲で雪やみぞれになり、はじめ雨で降り出す沿岸部も次第に雪に変わる所が多い見込み。東日本では山沿いを中心に大雪、東京23区など関東の普段雪の少ない地域でも積雪するおそれがある。予想より気温が低くなった場合は、平地を中心に警報級の大雪になる可能性がある。交通機関の乱れや路面の凍結、着雪やなだれなどに注意が必要だ。また、伊豆諸島では、きょう(月)午後、非常に激しい雷雨に注意したい。

【予想降雪量(あす朝まで、多い所)】
東海40センチ、東北・関東甲信30センチ、北海道15センチ

凍える寒さ 真冬の防寒対策を

 最高気温は、九州や四国では10℃を超える所が多く、鹿児島では17℃まで上がるが、中国地方から東北にかけては5℃前後にとどまる予想。東京都心は、きのう以上に寒く、午前中は5℃くらい、雪の降る午後は2℃前後で経過する可能性がある。真冬の防寒対策が必要だ。

(気象予報士・丸田絵里子)

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