午後も北日本の日本海側ではふぶきとなり、太平洋側でも厳しい寒さが続きそうだ。あす3日（土）は西から天気下り坂で、4日（日）にかけて雨や雪の範囲が広がる見込み。

気温上がらず　関東は大幅ダウン

　午前11時現在、新潟県から北の日本海側にわずかながら雪雲がかかっている。午後も北日本の日本海側や新潟県を中心に断続的に雪となり、ふぶきとなりそうだ。その他もスッキリと晴れている所は少なく、気温はきのうほど上がらない見込み。特に関東はきのうの暖かさから一転、真冬の寒さが戻っているため、体調管理などに気をつけたい。

西日本は土曜の夜から雨や雪に

　週末は前線やそこに発生する低気圧の影響で、西から天気は下り坂に向かう。あす3日（土）は午前中は晴れる所が多いものの、夕方には九州で雨が降り出す見込み。夜になると西日本で雨や雪の範囲が広がって、中国・四国地方の山地を中心に積雪するくらいの雪が降るおそれがある。平地でも雪やみぞれになりそうだ。

　そして、あさって4日（日）にかけて雨雲や雪雲は東日本へと進んでいく。現時点での予想では、まとまった雨雲は海上を通過する見通しで、東海や関東の沿岸部ほど雨が降りやすくなりそうだ。ただ、予想よりも雨雲が北へ広がれば、雨の範囲は拡大し、山地では雪となって積雪するおそれがある。
　また、降水量や気温の下がり具合によっては大雪のおそれもあり、平地でも積雪する所があるかもしれない。まだ不確実性が高いため、今後も最新の情報に注意が必要となる。
（気象予報士・多胡安那）