能登半島地震の被災地で、ペットと飼い主らを支援する動きが広がっている。栃木市都賀町家中、ペット用品販売店「源吉商店」は、猫の保護活動を行っている東京都のNPO法人と連携し、全国から集まった10トントラック2台分のペット関連の支援物資を被災地に搬入。地元住民の力を借り、能登半島最北部の避難所へ届けた。同店の川島久明(かわしまひさあき)社長(57)は「ペットは忘れられがちな存在。支援を通じて飼い主たちの希望につながれば」と話す。
1月11日午前。川島さんは半日ほどかけて石川県七尾市を訪れた。トラックにはペットフードやペットシーツ、ケージなどの支援物資。同県の承認を得て、地元の建設会社に運び込んだ。その後、志賀町や内灘町の拠点にも搬入した。18日も被災地入りし、金沢市の県施設などに運搬した。