カンボジアで役立つ沖縄の防火服 那覇市消防が贈る 「世界共通の仕事。同じ仲間としてつながりたい」

 那覇市消防局は1月31日、リース期限切れで廃棄予定の防火服などの消防機材をカンボジア王国軍救助隊に寄贈した。寄贈品は防火服5着、ホース16本、折り畳みストレッチャー1脚。2020年11月にも防火服と油圧資機材を提供している。

 同救助隊責任者のソイ・ナリスさんは「頂いた防火服は火災現場で役立っている。市民のために大事に使いたい」と感謝。

 照屋雅浩消防局長は「私たちは世界共通の仕事をしていると思う。これを使って仕事をしてくれていると考えると非常にうれしい。同じ仲間としてつながっていきたい」と応じた。

 消防資器材の寄贈はNPO法人JPR(日本国際救急救助技術支援会)を通じて行われている。

(社会部・城間陽介)

照屋雅浩局長(左)から防火服を受け取るカンボジア救助隊のソイ・ナリスさん=1月31日、那覇市消防局

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