アウディ、ロングセラーの旗艦SUV『Q7』を大幅改良。カスタム可能な前後ライトなど新機軸を搭載

 2006年に日本でデビューを果たした初代から、最大7人乗りの広くて上質な室内空間を備え人気を博すアウディの旗艦SUV『Q7』が、ドイツ本国で1月30日にモデルライフ2回目の大幅改良を実施。ベースモデルで初採用となるレーザーハイビーム付きHDマトリクスLEDヘッドライトやデジタルOLED(有機EL)リヤライトでは、ライトシグネチャーをカスタマイズ可能とするなどクリアなデザインと最新のテクノロジーを採用している。

 現代に続く7シーターSUVの先駆けとして登場し、ここ日本では2016年に現行型の2代目へとフルモデルチェンジしたQ7は、全長5メートル級のボディサイズながら2リッター直列4気筒直噴ターボを搭載するなど、ダウンサイジングの潮流も取り入れた先進のSUVとして認知されてきた。

 さらに2020年8月には全方位で進化を果たすマイナーチェンジを実施し、外観ではQモデル用にデザインされたオクタゴン(八角形)のシングルフレームグリルなどでさらに力強くスポーティな印象に。そして2023年9月には直噴ターボディーゼルのTDIモデルが日本初上陸を果たしている。

 そんなQ7に実施された今回の改良ではエクステリアのデザインをさらに洗練させ、ベースモデルと“Sライン・エクステリアパッケージ”を一目で区別できるよう、前車のフロントバンパー、ドアトリム、ディフューザーの一部にコントラストカラーを採用し、オフロードモデルとしての力強い外観を強調。後車ではフロントバンパーのサイドエアインテークが強調され、さらにスポーティな外観が与えられた。

 その表情を決定づけるヘッドライトには高輝度LEDヘッドライトが標準装備され、マトリクスLEDヘッドライトはオプション設定、さらにアウディレーザーライトを備えたHDマトリクスLEDヘッドライトも選択可能に。マトリクスLEDヘッドライトは左右それぞれ24個のLEDと高出力レーザーダイオードから構成され、ヘッドライトに組み込まれたレーザーテクノロジーを象徴するブルーのポジションライトによって認識することが可能となる。

 レーザーライトは70km/h以上の速度で走行中に作動し、ハイビームの照射範囲を大幅に拡大。さらにこの最上位ヘッドライトにはデジタルデイタイムランニングライトシグネチャーが新たに追加され、MMI上で4種類のライトシグネチャーから選択でき、同じく今回初めてQ7にオプション設定された高度にデジタル化されたOLEDリヤライトも、4種類のデジタルライトシグネチャーを選択することが可能となっている。

ベースモデルで初採用となるレーザーハイビーム付きHDマトリクスLEDヘッドライトやデジタルOLED(有機EL)リヤライトでは、ライトシグネチャーをカスタマイズ可能とした

■一部グレードには高度サスペンションパッケージを用意

 このデジタルOLEDリヤライトには、アシスタンスシステムと連動した近接表示機能も採用され、他の走行車両が停止している車両の後方2m以内に近づくと、コントロールユニットによりすべてのデジタルOLEDセグメントが自動的に点灯する。

 そんなカスタマイズの選択肢はインテリアにも用意され、装飾インレイには9種類、エクステリアトリムでは3種類の新しい仕様も用意され、ホイールサイズは20インチから22インチで5種類の新しいデザインが設定される。

 さらにドライバーアシスタンスでも車両周囲の状況を表示する機能がアップグレードされ、アウディバーチャルコックピットには車線変更警告、他の走行車両(トラック、乗用車、バイク)との距離警告、交差点アシスト、信号器情報をフルHD品質によりオンラインで表示することが可能となる。

 またダイナミクスを司る脚元でも、オプションとして連続可変アダプティブダンピングシステムを備えた電子制御式エアサスペンションやオールホイールステアリングなどを設定し、電気機械式アクティブロールスタビリゼーションとオールホイールステアリングを備えた高度なサスペンションパッケージも一部グレードに用意。さらにカメラとレーダー、そして超音波センサーを組み合わせ、スマートフォンの“myAudi”アプリを介して駐車手順をコントロールすることができるリモートパークアシストプラスも設定されている。

 前述のとおり、日本仕様では直近にも最高出力272PS、最大トルク600Nmを発揮する3リッターV型6気筒直噴ディーゼルターボの“50 TDI”が追加設定されたが、最高出力250kW(340PS)を発生する3リッター直噴V6ガソリンエンジンを搭載した“55 TFSI”に加え、最高出力373kW(507PS)と最大トルク770Nmを発生する4.0 TFSI搭載の『SQ7』も引き続き設定。この最強グレードは特徴的なハニカムグリルに、デザインを一新したフロントスポイラーと印象的なリヤディフューザーが組み合わされる。

 ロングセラーモデルとして熟成を極めた新型Q7だが、現時点で日本への導入時期やグレード構成、その価格は未定となっており、確定次第、追ってアナウンスされる見込みだ。

最高出力373kW(507PS)と最大トルク770Nmを発生する4.0 TFSI搭載の『SQ7』も引き続き設定

アウディ・コミュニケーションセンター・フリーダイヤル:0120-598106

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