働き世代男性、料理に挑戦 京都・南丹で教室「これから料理してみようという気に」

こつを教わりながら包丁で野菜などを切る男性参加者(南丹市園部町・アスエルそのべ)

 働き世代の男性に食生活について関心を持ってもらおうと、「男性のための料理教室」が4日、京都府南丹市園部町のアスエルそのべで開かれた。参加者は慣れない手つきで包丁を扱い、こつを覚えて料理を仕上げていった。

 市と食生活改善推進協議会が企画し、男性10人が参加。生活習慣病の予防を目的に、ナメコと長イモのみそ汁、魚介と野菜の炒め物など減塩で低カロリーの4種類に挑んだ。

 参加者は同協議会の推進員から「野菜は繊維に沿って切って」とアドバイスを受け、普段使わない包丁で恐る恐るキャベツを切ったり、ピーラーで長イモの皮をむいたりして約1時間で完成させた。

 自炊はしないという会社員の男性(34)は「包丁の力の入れ方を教えてもらって、これから料理をしてみようという気になった」と話していた。

 同協議会南丹支部の馬渕政子会長(65)は「自分で料理を作ることでカロリー計算するなど健康に関心が持てる。家庭でも実践してほしい」と願った。

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