国連、ミャンマー軍政を非難 安保理会合、日米など声明

ミャンマー軍事政権を非難する共同声明を発表した英国の国連大使(左から2人目)ら=5日、ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は5日、クーデターから3年が経過したミャンマーの情勢に関する緊急会合を非公開で開催した。会合前に日米英など安保理メンバーの9カ国が、ミャンマー軍事政権による市民への暴力を「強く非難する」との共同声明を発表した。

 2021年2月1日にクーデターが起きたミャンマーでは軍政と民主派、少数民族武装勢力との衝突が続いている。共同声明は、1800万人以上が人道支援を必要とし、260万人が避難生活を余儀なくされていると指摘。ミャンマー国軍の無差別空爆など「民間人や民間インフラへの攻撃」をやめるよう求めた。

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