ロイヤルズがウィットJr.と契約延長 球団史上最大の11年契約で合意

今オフのロイヤルズは積極的な補強を展開しているが、スプリング・トレーニングの開始が迫るなか、球団史上最大の契約を結ぶことになった。若きスター遊撃手、ボビー・ウィットJr.との契約延長が決まったのだ。日本時間2月6日、ロイヤルズはウィットJr.との契約延長を発表。関係者によると、ウィットJr.には11年2億8877万7777ドルの契約が与えられ、3年分の球団オプションを含めると、14年3億7777万7777ドルになるという。また、2030年から2033年まで、毎年オプトアウト(契約破棄)できる権利が与えられているようだ。

現在23歳のウィットJr.に与えられたのは、今季から2034年シーズンまでの11年契約。ロイヤルズが10年以上の長期契約を結ぶのは初めてのことであり、契約総額が1億ドルを超えるのも今回が初めてである。11年契約の7年目、8年目、9年目、10年目の終了時にオプトアウトできる条項が盛り込まれており、2034年シーズン終了後に3年8900万ドルの球団オプションが行使された場合、トータル14年の契約となる。契約の内訳は以下の通り。

契約ボーナス:777万7777ドル
2024年:200万ドル
2025年:700万ドル
2026年:1300万ドル
2027年:1900万ドル
2028年:3000万ドル
2029年~2034年:3500万ドル
2035年:3300万ドル
2036~37年:2800万ドル
※2030年、2031年、2032年、2033年のシーズン終了後にオプトアウト可
※2035~36年は3年8900万ドルの球団オプション

ウィットJr.はメジャー2年目の昨季、158試合に出場して打率.276、30本塁打、96打点、49盗塁、OPS.814をマーク。球団史上最大の契約を得たことで、名実ともにチームの看板選手となった。デレック・ジーター(元ヤンキース)やダスティン・ペドロイア(元レッドソックス)に憧れていたというウィットJr.だが、自身もロイヤルズ一筋のフランチャイズ・プレーヤーとしてキャリアを全うすることになるのだろうか。

The post ロイヤルズがウィットJr.と契約延長 球団史上最大の11年契約で合意 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.