農民レスラー小さな村をプロレスで盛り上げたい CFで実現へ アジャコングも参戦/岡山・新庄村

岡山県真庭郡新庄村に移住した自称“農民レスラー”の夫婦が村とコラボし、ふるさと納税を活用した「4月14日開催! がいせん桜プロレス大会実施プロジェクト!」の実現に向け、クラウドファンディング(CF)を実施している。目標額は500万円で、昨年末の開始からこれまでに120万円を超える寄付金が寄せられている。

夫婦は、プロレスラー・関根龍一さん(35)、元プロレスラーの天満のどかさん(津山市出身)。関根さんはコロナ禍を機に地域おこし協力隊として東京から移住し、農業公社に勤務する傍ら筋トレにも励み、都内での試合に参戦。結婚した一昨年から天満さんと村内に居を構え、ふたりで子ども向けの農業体験にも取り組んでいる。

プロジェクトは、農業とプロレスを融合させたイベントの開催により、村の知名度アップと交流人口増を目指し、迫力ある生のプロレスと見ごろのがいせん桜、地元農産加工品の飲食も満喫してもらう計画。出場団体はプロレスリングBASARA、東京女子プロレスを予定し、アジャコング選手の出場が決まっている。

行政と連携したガバメントCFとし、寄付金額に応じて特産のヒメノモチ、石窯パンセット、ひのきバスソルト、森林セラピー体験など村が多彩な返礼品を用意。寄付金の一部はリングや客席といった会場設置物品のレンタル費、出場レスラーへの謝礼、運営スタッフを含む移動費などに充てる。

天満さんは「多くの方に協力していただき、この小さな村から岡山県を盛り上げていきたい」とPRしている。

https://www.furusato-tax.jp/gcf/2871(ふるさとチョイスGCFサイト)

連絡先は、はるぷろ実行委員会(shinjo.pw@gmail.com)

農業を営む関根龍一選手(本人提供)

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