任天堂、一転増収増益の見通し 2024年3月期連結業績 年末商戦「スイッチ」好調で

任天堂の本社(京都市南区)

 任天堂は6日、2024年3月期の連結業績見通しについて、売上高が昨年11月時点の予想から500億円上振れし、1兆6300億円(前期比1.8%増)、純利益も200億円多い4400億円(1.7%増)になると発表した。主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の年末商戦が好調で、円安も収益を押し上げ、減収減益の業績予想は一転、増収増益となる見通し。

 期末配当も従来計画から1株8円引き上げて109円に見直した。年配当は1株189円となる見込み。

 スイッチの23年4~12月の世界販売台数は1374万台だった。年間販売目標は従来の計画に50万台上積みして1550万台とした。発売から7年目を迎えてもなお、年1500万台の高水準を維持する見通し。

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