大関琴ノ若「自覚もって土俵に」 昇進後初の稽古、春場所へ抱負

大関昇進後、初の稽古で四股を踏む琴ノ若=千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋

 大相撲の新大関琴ノ若が6日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で昇進後初の稽古を行い「呼ばれ方が変わり、実感も出てきた。しっかりとその地位にいる自覚と緊張感をもって土俵に上がっていく」と春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)へ抱負を語った。

 この日は四股やすり足などで汗を流した。稽古場の壁の木札も「大関」となり「師匠(父の佐渡ケ嶽親方=元関脇琴ノ若)を超えたんだと思うことはあるが、あと一つ上がある」と最高位への意欲を示した。

 昇進2場所目の夏場所から元横綱だった祖父の「琴桜」を襲名する意向だ。琴ノ若のしこ名で初優勝を期待するファンも多い。

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