大雪峠超えるも物流に影響… スーパーは品薄状態【長野】

5日から降り続いた大雪で、鉄道の運休や高速道路の通行止めなど影響は6日も続きました。スーパーの入荷が遅れるなど、物流にも影響が出ています。

■記者
「JR松本駅前です。きのうの雪で20cm以上積もりました」

午前8時の積雪が23cmを観測した松本市。道路の除雪が間に合わず、ドライバーは慎重に運転をしていました。雪の影響で、「特急あずさ」は始発から午後0時台発の便まで上下線で運休となり、予定を変更する人も。

■東京から
「あずさが停まってしまったので、新幹線経由で東京に戻ることにした。ここまで降るとは思わなかった」

■東京から
「きのうあずさで来たけど帰れないので、きのう延泊を松本でしてこれから戻る。長野回りで(新幹線で帰る)」

南岸低気圧は、県内の北から南まで広い範囲に大雪をもたらし、一時全域に大雪警報が発表されました。6日午前10時までの24時間降雪量は、長野で32センチ、松本で25センチ、飯田で10センチなど、平地でもまとまった雪に。
長野市でも、朝から住民が雪かきに追われました。

■長野市民
「きょうの雪は湿っていて重たい長野らしくない」

■長野市民
「子どもは今2歳なんですけど、初めての雪かきで途中で投げ出していたけど一緒に2人でやることが出来てよかった」

佐久市では、子どもの通学路を除雪する人がいました。

■佐久市民
「子どもが朝通れるようにここだけ。体にこたえますね…腕がぱんぱんです」

Tシャツ姿で、汗をかきながら雪かきです。

■佐久市民
「暑くて」

■保育園の職員
「非常に重いです」

■保育園の園長
「駐車場だけは昨日降っている時からどんどんかいていたんですけど、一晩でだいぶたまっちゃったから重たいですね、きょうの雪は」

(Qきょうのエネルギーをほとんど使っちゃった?)

■保育園の職員
「大丈夫です子どもたちからまたエネルギーをもらうので」

高速道路の影響は長引いています。中央道は甲府昭和インターから伊那インターまでの上下線。長野道は岡谷ジャンクションから安曇野インターまでの上下線で通行止めが続いていて、夜解除される見通しです。
その影響を受け、飯田市のスーパーでは、一部の食料品が届かない事態に。

■飯田市民
「少ないですよね、いつもよりやっぱり」

■飯田市民
「鍋を作ろうと思ったけど、豆腐が無かったので残念」

■キラヤ黒田店・唐沢和志 店長
「けさは商品の入荷が無かった状態」

6日朝、入荷予定の豆腐や納豆、牛乳などが一切入荷せず、品薄状態になりました。

■キラヤ黒田店・唐沢和志 店長
「豆腐については地元の豆腐屋があるのでそちらにお願いして、いつもより量を増やして追加をした。スライドであす入荷する商品も多数あるし、あすは普通に戻ると思う」

大雪の影響は、やんだ後も続いています。

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