「わくたまくん」に続々エール 復興願いSNSに1400件

和倉の情報を発信しているわくたまくん

 七尾市和倉温泉のゆるキャラ「わくたまくん」に、地震からの早期復興を願うメッセージが続々と寄せられている。和倉温泉観光協会の公式交流サイト(SNS)に届いたエールは約1400件(5日現在)。断水や源泉の不通が続く中、再建に向け旅館や飲食店関係者の背中を押している。

 サイトでは崩壊した護岸や長期化する断水など和倉温泉の現状を発信しており、15回の投稿で閲覧数は約360万回に上った。「和倉がんばれ」や「また必ず旅行に行く」との激励が寄せられ、北海道のゆるキャラ「コアックマ」からは義援金も届いた。

 わくたまくんは2007年の能登半島地震の発生後、和倉の復興に向けて誕生した。観光協会は月内に復興資金を募るクラウドファンディングを始める計画で、担当者は「前の地震でも能登は復興した。温かい声を受けて必ず和倉を復活させたい」と話した。

© 株式会社北國新聞社