雪灯籠と花火のコラボ、でっち羊かんも 福井県大野市、冬の2大イベントにぎわう

冬の夜空を大輪の花火が彩った=2月3日夜、福井県大野市明倫町
でっちようかんを買い求める来場者=福井県大野市の越前おおのまちなか交流センター

 冬の大野を彩る2大イベント「結の故郷 越前おおの冬物語」と「越前おおの でっち羊かんまつり」が、福井県大野市の結ステーション周辺であった。来場者は通りに並ぶ雪で作った灯籠と夜空の花火の光のコラボや大野を代表する冬の味覚に舌鼓を打つなど、思い思いに冬を堪能した。

 冬物語は2月3日にあり、市内の六間通りや七間通り、結ステーション周辺には約250基の「雪見灯籠」がずらり。温かな明かりがほのかに揺れた。花火は越前大野城を背景に打ち上げられ、夜空の大輪に息をのんだ。カメラマンも多く訪れ、花火と灯籠を絡めた1枚を撮ろうとレンズを向けた。会場にはたき火が設けられ、炎に手をかざしたり、炎を見つめながら話したりするなど、体と心を温めた。

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 でっち羊かんまつりは3、4日に開かれ、市内の12和菓子屋が大野の名水や小豆、黒砂糖で作った素朴な甘みある自慢の味を出品。詰め合わせの「完全制覇セット」で好みの味を探したり、お気に入りの店のものをその場で味わったりした。

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