加津佐中の中島さんが最優秀 長崎県イングリッシュ・スピーチコン 砂浜でのごみ拾い経験紹介

「世界の未来のために、まず自分たちの町を見つめ直さなければ」とスピーチする中島さん=諫早文化会館

 小中学生が日頃の英語学習の成果を発表する長崎県イングリッシュ・スピーチコンテストが3日、諫早市宇都町の諫早文化会館であり、審査があった中学生の部では、南島原市立加津佐中3年の中島幸香奈さん(14)が最優秀賞に輝いた。
 英語への興味関心を高め、表現力の育成などを目的に県教委が開催。県内の各市町を代表する中学生21人と小学生17人が参加した。中学生は「私のふるさと」をテーマに、考えたことや伝えたいことを発表。視点や具体性、英語らしい発音や文の構成、話し方などを審査し、最優秀賞1人、優秀賞3人を選んだ。小学生は学校生活などで感じたことや将来の夢、家族など自由なテーマで意見を述べた。
 中島さんは古里のシンボルとなっている自宅近くの砂浜で、ごみ拾いに参加した経験を紹介。地元のビーチを大切にすることが、世界を大切にすることにもつながると気づき、「世界には解決すべき深刻な問題があるが、未来の子どもたちや地球を笑顔にするためには、まず自分たちの町を見つめ直さなければ」と訴えた。
 中島さんは「今後も英語を話す力を高めたい。海外を旅行して、その国の歴史を学び、交流を深められたら」と笑顔で話した。

最優秀賞に輝いた中島さん(左から2人目)と優秀賞受賞者

© 株式会社長崎新聞社