きょう（水）午後も、太平洋側は広く晴れる見込み。関東は寒かった前日より気温が高く、明るい日差しにひと息つける所が多そうだ。一方、日本海側は雨や雪の降る所が多く、山陰～北陸は落雷や突風に注意が必要となる。また、南西諸島は引き続き雨が降りやすく、局地的に激しい雷雨のおそれがある。

太平洋側は晴天

　けさは北日本の太平洋側や、東日本の内陸で冷え込みが強まり、東京都心で－0.1℃とおよそ2週間ぶりに0℃を下回った。ただ、最高気温は北・東日本で前日より高い地域が多く、晴れ間がある地域は日差しの暖かさがありそうだ。一方、日本海側は大気の状態が不安定で、夕方まで雨や雪が降り雷を伴う所がある見込み。南西諸島は湿った空気の影響で雨雲が発達し、あす8日（木）にかけて雨脚の強まるおそれがある。

　日本海側はあす（木）も雲が取れにくいが、雪や雨の範囲はきょうより狭くなる見込み。太平洋側は関東など一部の地域で雲が広がるものの、基本的には晴れる地域が多くなる見通し。東京など関東南部は、けさに比べると朝の冷え込みは緩みそうだ。

気温上昇

　太平洋側は9日（金）～12日（月・休）、さらに13日（火）にかけて晴れる地域が多い見込み。西日本の太平洋側は3連休の前から気温が高いが、関東でも10日（土）以降は気温が平年を上回るようになり、来週なかばには3月中～下旬並みの陽気となりそうだ。その後は、さらに気温の高い日が現れる見通し。

　日本海側は9日（金）は晴れ間があるが、3連休中は天気が変わりやすい見込み。ただ、北日本を含めて今の時季としては気温が高めとなり、しばらく極端な冷え込みはなさそうだ。この方面も、来週なかば南風が流れ込み、春本番の気温となる見通し。ただし、積雪の多い地域は、急な雪解けやなだれに注意が必要となる。

（気象予報士・高橋和也）