「前回の悔しさ胸に走った」 川原さん(五島南高)が市役所訪問 都道府県対抗駅伝で区間新

激励の言葉を受ける川原さん(右)=五島市役所

 1月の第29回全国都道府県対抗男子駅伝大会で、1区区間新を記録してトップだった川原琉人さん(18)=長崎県立五島南高3年=が6日、五島市役所を表敬訪問した。
 大会は広島市発着の7区間48キロのコースで、中学生から社会人までがたすきをつなぎ、長崎は12位と健闘。川原さんは3位だった前回に続いて1区(7キロ)に出走。区間記録を8秒更新する19分31秒で強豪校のランナーたちを制し、長崎勢初の1区区間賞を獲得した。
 川原さんは久保実副市長らに結果を報告し、「前回3位の悔しさを胸にしっかり走れた。皆さんのおかげでこのような舞台に立てている。応援ありがとうございました」と感謝。今春、大学駅伝の名門、順天堂大への進学を控えており「箱根駅伝5区を走り、ハーフマラソンの日本新記録を目指したい」と抱負を語った。
 久保副市長は「今までの努力が実を結んだ」とねぎらい激励した。

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