広島のバス3社 「PASPY」終了後に「ICOCA」導入の方針 新システム開発の広島電鉄も「ICOCA」対応へ

来年3月に終了する「PASPY(パスピー)」に代わる新たな乗車券システムとして、広島バスなど3社はJR西日本の「ICOCA」の導入を目指すと発表しました。

ICOCAを導入する予定なのは、「広島バス」「広島交通」「中国ジェイアールバス」の3社です。

サービスの開始は、PASPY終了後の来年3月末からで、現在PASPYが使える路線で使えるようになります。バスの定期券としても使用できるということです。

ICOCAを選んだ理由として3社は、すでにPASPYの読み取り機でICOCAが使えていることから利用方法に変更なくスムーズに移行できることや、JR・アストラムラインと、路線バスの乗り継ぎがしやすくなることなどをあげています。

PASPYに代わる新たな乗車券システムについては、広島電鉄が「モビリーデイズ」の導入をすでに発表していて、ことし9月にサービスを開始します。ICOCAについては広島電鉄も3社と足並みをそろえて来年3月末の予定で導入すると発表しました。

ただし広電の場合、ICOCAは定期券としては使えず、チャージのみ。「モビリーデイズ」では、定期券としても使えるようにするということです。

広島バスなどの3社は、広電の「モビリーデイズ」の導入については、方針を明らかにしておらず、「引き続き検討する」としています。

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