パキスタンで爆発27人死亡 選挙妨害か南西部2カ所

 【イスラマバード共同】パキスタン南西部バルチスタン州で7日、選挙事務所の外など2カ所で爆発があり、少なくとも計27人が死亡し40人以上が負傷した。地元メディアが報じた。パキスタンは8日に下院選を控えており、選挙妨害の可能性がある。

 狙われたのは無所属の候補者の選挙事務所と、イスラム急進派政党の事務所。

 無所属候補者の事務所の爆発では少なくとも15人が死亡し30人以上がけがを負った。負傷者の多くは重体で死者が増える恐れもある。事務所外にあったバイクが爆発したとの情報がある。爆発時に候補者は不在だった。

 政党事務所の爆発では、少なくとも12人が死亡し8人がけがを負った。

© 一般社団法人共同通信社