2016年の熊本地震で被災経験のある元サッカー日本代表FWの巻誠一郎さん(43)=熊本県出身=が7日、能登町宇出津小を訪れた。全校児童約150人にスポーツの楽しさを伝えるとともに、学用品と防寒具を届けた。
巻さんはNPO法人カタリバ(東京)の学用品を贈る取り組みに合わせて訪問。元ラグビー日本代表の畠山健介さん(38)=宮城県出身=ら3人も同行した。
巻さんは児童との質問コーナーで、小さい頃の夢はプロのサッカー選手になることだったと紹介。2006年のワールドカップでブラジル戦に出場し、ロナウジーニョ選手らと対戦したことも振り返った。
最後に児童の代表2人に定規や色鉛筆などのプレゼントを手渡した。同町以外の児童にも学用品などを届ける予定となっている。