盛岡の街を彩るマンホール 市がデザインコンテスト

下水道標語コンクールの入選者と市内に設置されるマンホール。岩手山や北上川などを組み合わせたデザイン(中央)が最優秀作品

 盛岡市は5日、同市中ノ橋通のプラザおでってで下水道事業70周年記念セレモニーを開き、公募したマンホールデザインコンテストの入賞者を表彰した。上位3作品は内丸、菜園、中ノ橋通に設置される。

 デザインは県内外から79作品が寄せられ、関係者が10作品を選定。9月に開いたイベントで市民ら1389票の投票によって上位3作品が決まった。

 最優秀作品は、開運橋から見える岩手山をモチーフに、石割桜や北上川、石垣を組み合わせたデザイン。制作した同市本町通のグラフィックデザイナー新沼恵さん(39)は「自分のデザインが形になってうれしい。人が行き交う場所で、観光客にも盛岡を知ってもらうきっかけになればいい」と笑顔を見せた。

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