大雪…車の上で生まれた〝小さな奇跡〟「ロールケーキ」「恵方巻きだ」とネット白熱 驚きの雪まくり現象

2月5日に関東近辺を覆った大雪。積雪による交通の不便や、物流の滞りなど、嫌な思いをした人も多いだろう。そんな中でほほえましい“事件”も。もりーさん(@motomorrino)の車上で起きた「小さな奇跡」が反響を呼んでいる。

話題になっているのは、もりーさんが6日、自身のX(旧ツイッター)に「不思議な事になってる」と記して投稿した画像。見ると、フロントガラスに乗っていたであろう雪が崩れることなく、見事にくるくると巻かれているではないか―。

実はこの現象には名前が付いており、「雪まくり」と呼ばれている。一般的には、地面に積もった雪がシート状にまくりあげられ、じゅうたんを巻いたような形状が作られる現象のことを指し、直径60cmほどまで大きくなるものもあるようだ。生成には「雪が地面に貼付かないように、氷の層があること」、「氷の層が湿っていないこと」などの条件があるようで、もりーさんの車上でその条件が満たされていたのだろう。

投稿には7000件を超えるいいねが寄せられ、もりーさんは「できたのは偶然です。普段はオフロードバイクのツイートしかしておらず、ここまでリツイートされることがないので驚いてます」とびっくり。この見事な「雪まくり」に、ネット上では「恵方巻きだ」、「伊達巻きみたい」、「バームクーヘン?」など食べ物に見える人たちが続出していた。ちなみに、もりーさん本人は「ロールケーキ」と感じたそうだ。

また同じように車上で雪まくりが起こった人たちからも写真付きでリプライが飛び、「車種固有じゃないんですね」、「雪国育ちなのに初めて見ました」と共感を呼んでいた。

(よろず~ニュース・髙石 航平)

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