「電話が2時間で使えなくなる」通信局など騙ったサギ電話多発 静岡県内で計21件 警察が注意呼びかけ=静岡県警

静岡県内では2月8日、小山町から浜松市の広範囲で、通信局や消防などを騙ったサギ電話が相次ぎました。警察では「相手が誰を騙っても、お金やキャッシュカードを渡さないように」などと呼び掛けています。

静岡県警によりますと、通信局など騙った電話は、「この電話は2時間で使えなくなります。手続きの説明は【1】を押してください」といった自動音声ガイダンスなどから始まり、実際に【1】を押すと、「あなたの携帯電話から詐欺のメールが送られて、被害に遭った人がいる」「2時間以内に対処にしないと携帯電話と固定電話が使えなくなる」との内容。

静岡県焼津市の4件をはじめ、磐田市3件、掛川市2件、小山町、富士宮市、静岡市葵区、静岡市清水区、藤枝市、牧之原市、吉田町、森町、浜松市中央区で各1件の計18件が確認されています。

また、消防を騙る電話は、「地震や雪などの災害で被害は出ていませんか?」「被害状況・家族構成を確認したい」といった内容で、富士宮市で3件確認されています。

現在までに被害の情報は入っていませんが、引き続き確認を急いでいて、県警では
「相手が誰を騙っても、お金やキャッシュカードを渡さないようにしましょう」「家族構成や資産状況を聞かれても答えないようにしましょう」「災害対策名目で家族構成などを確認する詐欺電話も確認されています」「国際電話番号から始まるサギ電話が多発しています。いま電話がかかってきていない地域にお住まいの方も十分に注意してください」と呼び掛けています。

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