カスハラ防止条例を検討、北海道 自民党会派、年内の提出目指す

 北海道議会最大会派の自民党・道民会議が、客が理不尽な要求をする「カスタマーハラスメント」(カスハラ)の防止を目的とした条例の制定を検討していることが8日、議会関係者への取材で分かった。厚生労働省によると、カスハラに特化した条例は都道府県で例がないという。早ければ年内の定例会で条例案を提出する。

 関係者によると、会派の一部が昨年から調査を始めた。近くチームを設置し、官民を問わずカスハラの未然防止策や、実際の被害に対する方策を条例案に盛り込むことを視野に検討を本格化。他会派と協議の上、素案を固めてパブリックコメント(意見公募)を実施する。

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