2カ月間で25回も…福井市の男性が1637万円詐欺被害 債権回収や警察…不審電話が相次ぎだまし取られる

 福井県警福井南署は2月8日、福井市の50代男性が債権回収会社や警察、保証協会をかたる男らから相次いで電話を受け、2カ月間で25回にわたって計1637万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件とみて捜査している。

 同署によると、昨年11月20日、債権回収会社を名乗る男から男性の携帯に「29万9600円の未払い金がある。支払わないと裁判になる」などと連絡があった。男の指示通り福井市内の複数のコンビニで計30万円分の電子マネーを購入しカードの番号を教えた。

 男性には以降も不審な電話が相次ぎ、警察や保証協会をかたる男らから「あなたの携帯電話がハッキングされ、ランサムウエアの被害者が出ている」「ランサムウエアの被害金を保証する必要がある」などと言われた。

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 1月14日まで間、その都度、電子マネーを購入してカードの番号を教えたり、指定された口座に振り込んだり、宅配便で現金を送ったりした。現金の被害は1255万円、電子マネーでの被害は382万円に上った。

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