栃木県は8日、県内76の定点医療機関で把握した新型コロナウイルス感染者数を公表した。1月29日〜2月4日の1週間に報告された感染者は計1557人（前週1597人）で、1機関当たりの平均は20.49人（同21.01人）。10週間ぶりに前週を下回ったが、依然として高い水準で推移している。
インフルエンザの感染者数は計996人（同1251人）で、2週連続で減少したが、1機関当たりの平均は13.11人と、注意報レベルの基準10人を上回っている。県は引き続き、基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけている。
新型コロナでは、6保健所管内別で1機関当たりの平均患者数が最も多かったのは安足が25.00人。県北が23.64人、県南が21.47人、宇都宮が19.50人、県東が18.63人と続き、最も少ない県西は10.75人だった。
年代別では最多の10歳未満が461人。10代269人、40代148人、50代140人などと続く。
クラスター（感染者集団）は医療機関と障害者施設で各2件、高齢者施設で11件発生した。
また、新規入院者は前週比53人減の197人。1週間平均の入院者は391.9人で前週比4.8人増となり、5類移行後の最多を更新した。
