“売春捜査”装ってマッチングアプリ削除させたか 警視正の男(58)を送検 不同意性交などの疑い

女性に性的暴行を加えたとして6日に再逮捕された警視正の男が、被害者の女性のスマートフォンからマッチングアプリを削除させていたとみられることが、新たにわかりました。

中国四国管区警察局の警視正・岩本幸一容疑者は、不同意性交等などの疑いで8日午前、送検されました。

警察によりますと、岩本容疑者は去年10月3日、マッチングアプリで知り合った20代の女性に警察官であることを明かしたうえで、性的暴行を加え、売春を反省させる内容の「始末書」を書かせた疑いがもたれています。

また、翌日には、10代の女性に同様に性的暴行を加えようとしたものの、抵抗され未遂に終わった疑いなどがもたれています。

岩本容疑者は、容疑を否認しているということです。

岩本容疑者が逮捕・送検されるのはこれで4回目で、被害者の女性は5人にのぼっていますが、岩本容疑者が女性のスマートフォンからマッチングアプリを削除させていたとみられることが、警察への取材で新たにわかりました。

警察は、岩本容疑者が売春の捜査を装って女性と接触していたため、犯行後につじつま合わせとして、マッチングアプリを削除させていたとみて調べるとともに、さらに余罪があるとみて捜査を続けています。

© 株式会社中国放送