電動キックボードでひき逃げした男を逮捕「免許なしで乗れると思っていた」 防犯カメラが捉えた事故の瞬間

今月3日、名古屋市中区で、男性が電動キックボードにひき逃げされて大けがをした事件で、電動キックボードを運転していた44歳の男が逮捕されました。

逮捕されたのは中区の無職、松崎和則容疑者44歳です。
警察によりますと、松崎容疑者は今月3日、中区栄の一方通行の道路で、無免許で電動キックボードを逆走で運転し、歩行者の男性(47)をはねて、そのまま逃げた疑いがもたれています。

男性は鎖骨を折るなど大けがをしました。

その後の捜査で防犯カメラの映像から松崎容疑者が浮上したということです。警察の調べに対して松崎容疑者は、「電動キックボードを運転し、歩行者とぶつかる事故を起こし、立ち去ってしまったが、免許なしで乗れると思っていた」などと容疑の一部を否認しています。警察は当時の状況などを詳しく調べています。

電動キックボードは去年7月、改正道路交通法の施行で、最高速度や車体の大きさなどの基準を満たしたものであれば、16歳以上は免許なしで乗ることができますが、今回事故を起こした電動キックボードは対象外でした。

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