断水解消4割超 七尾、全国から応援続々

水道管の点検を進める砺波管工事業協同組合員=七尾市栄町

 市内全域で断水が続く七尾市では7日時点で、全世帯の42.8%に当たる9086世帯の断水が解消された。市職員10人に加え、全国の自治体、水道業者が市内各地で水道管の修繕を急いでおり、自己水源を使う地域では通水エリアが広がっている。

 8日は富山や砺波、新潟、名古屋、札幌など19市町の59人が応援に入った。七尾市栄町では砺波管工事業協同組合の5人が水道管の漏水箇所の点検を進めた。

 市は3月末までに、市内97%の世帯で通水できるとの見通しを示している。断水解消時期は市中心部が今月後半、和倉温泉や石崎地区が3月中と見込み、県水道用水(県水)を引く能登島地区の一部は4月以降となっている。

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