「ユーミーマンション」のブランドで賃貸マンションを全国展開するユーミーコーポレーション（鹿児島市、弓場昭大（ゆみばあきひろ）代表取締役）は8日までに、県内101棟のマンションに電気自動車（EV）の充電器を2台ずつ設置した。今月中旬から順次運用を始める。
同社は昨年から、EV充電器の導入サービスを手がけるエネチェンジ（東京都中央区）と協業し、国の補助金を活用して全国の管理物件に充電器の設置を進めている。
EV需要の高まりが見込まれる中、充電器がある共同住宅は少なく、他社に先駆けた導入で新規入居者の獲得や入居の長期化を狙う。設置や運用にマンションオーナーの負担はなく、利用する入居者は専用アプリで料金を支払う。
本県では昨年11月以降、施工を進める。ユーミーコーポレーション栃木支店（宇都宮市陽東2丁目）の担当者は「入居者から『充電器はいつから使えるのか』と問い合わせもあり、需要は見込める」と話した。
同社の県内の管理物件は現在263棟。今後も充電器の導入を進める計画で、2030年までに全国全ての物件での設置を目指す。
