【速報】幼稚園や小中高93施設で休校・学級学年閉鎖 インフルエンザ、沖縄で拡大 警報は3週連続

(資料写真)病院

 沖縄県は9日、県内でインフルエンザが拡大しているとして、流行警報の継続を発表した。警報は3週連続。感染報告は1月29日からの1週間で1定点医療機関当たり41人となり、前週(31.83人)に比べて29%増加した。14歳以下の子どもで広く流行し、公立幼稚園、小中学校、高校の93施設で休校や学級・学年閉鎖があった。

 インフルエンザ型の検出割合はB型が71.2%、A型が19.3%と、B型が割合を大きく伸ばしている。昨年秋の流行時はA型が流行の主流で、県は今シーズン2度目の再感染にも注意を呼びかけている。

 保健所管内別では特に八重山で1定点当たり60人、中部で49.56人と大きく流行。次いで宮古45.75人、北部36.40人、南部34.36人、那覇市32.92人。

 年齢別は多い順に5~9歳で33.1%、10~14歳で24.6%、1~4歳で12.6%。14歳以下の子どもで大半を占める。

 全国は前週19.20人で、沖縄で流行が拡大している。県は手洗いやマスク着用、予防接種といった感染予防策を呼びかけている。

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