山口のJR宇部線でケーブル切断 100カ所以上、持ち去られる

 JR西日本は9日までに、宇部線の阿知須駅(山口市)でレール間の回路をつなぐケーブルが切断され、持ち去られていることを確認したと明らかにした。山陽線でも同様の切断被害が見つかっており、計100カ所以上に上るという。同社は窃盗被害として山口県警に相談している。

 同社によると、ケーブルは電車の位置を把握するために設置されている。8日午後7時20分ごろに阿知須駅構内で信号の不具合を確認。現場に派遣した職員がケーブルが切断されているのを発見した。8日は復旧作業のため新山口~宇部間で終日運転を見合わせた。

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