本県が誇るビューポイント「やまがた景観物語」のガイドブックが完成した。県が監修し、思わず息をのむ景色、歴史を感じる街並みなど計100カ所を1冊にまとめた。景観保全への取り組みも掲載し、観光に加えて地域を知る教材としても活用できる。9日に発売する。
やまがた景観物語は、県内の優れた景観を歴史や背景にある物語を含めて紹介する県の取り組み。山寺や銀山温泉など全国に知られる観光地をはじめ、絶景スポットなどが選定されている。
ガイドブックは県の委託を受けた民間企業が編集を手がけ、販売する。選定地100カ所を網羅し、写真や解説、地図に加えてモデルコースなども紹介している。温泉や飲食店、観光施設など周辺情報も盛り込んだ。
特徴の一つは「この景観にたずさわっているひとびと」のコーナー。各地で活動する保全団体の代表らが顔写真付きで登場し、見どころを伝えている。連絡先が掲載されているため、問い合わせも可能。県県土利用政策課は「美しい景観への取り組みを知ってもらい、人のつながりや広がりが生まれてほしい」と期待する。
フルカラーで横17.5センチ、縦23センチ、160ページ。県内各書店のほかインターネット通販サイトのアマゾンや楽天でも取り扱う。税込み1980円。問い合わせは同課023（630）2581。
