![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1128572354048852643/origin_1.jpg)
1890年に和歌山県串本町沖で沈没したオスマン帝国(現在のトルコ)の軍艦「エルトゥールル号」の遺物を保存する取り組みを奈良大が始めた。木製品の劣化を防ぐ処理をする。沈没では乗組員500人超が犠牲となった一方、住民が生存者69人を救出し、両国友好の原点になったとされる。今津節生学長は「遺物の保存が友好継続の一助となれば」と期待している。
エルトゥールル号は、明治天皇を訪れる使節団を乗せて来日したが、帰途に台風に遭遇して座礁、沈没した。周辺の海底では2007年から、トルコの水中考古学者トゥファン・トゥランルさんを中心としたチームが調査を開始している。