自宅で大麻を栽培・加工 男女3人と買った客3人を逮捕 乾燥大麻717グラムと大麻草35本を押収 栽培用の照明や扇風機も

 自宅で栽培した大麻を加工し交流サイト(SNS)を通じて販売したなどとして、沖縄県警糸満署は8日までに20~30代の男女3人を大麻取締法違反(営利目的共同栽培)などの疑いで逮捕した。うち1人から大麻を購入した客3人も同法違反(有償譲受)などの疑いで逮捕した。署は関係先の捜索で乾燥大麻約717グラム(末端価格約358万円相当)と大麻草35本を押収した。

 大麻を共同栽培したなどとして逮捕されたのは豊見城市の自営業の男(38)、本部町の無職の女(39)、浦添市の無職の男(28)の各容疑者。3人は知人同士で、それぞれ容疑を認めているという。

 発表によると昨年12月22日夜、糸満市内の飲酒検問で車内から乾燥大麻が見つかり、署が38歳の容疑者を大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕した。

 その後の捜査で関係先として39歳の容疑者の自宅が浮上。家宅捜索で大麻草23本や乾燥大麻約658グラムが見つかった。栽培用の照明や扇風機もあったという。

 38歳の容疑者は自宅とは別に借りている糸満市内のアパートから栽培している大麻草などが見つかった。28歳の容疑者が手伝っていたという。

39歳の容疑者宅で栽培されていた大麻草=2023年12月24日、本部町山川(県警提供)

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