大阪公立大、秋入学を検討 国際化へ27年度導入目指す

 大阪公立大(大阪市)は9日、2027年度からの秋入学導入を目指し、検討チームを立ち上げると明らかにした。大学院と工学部での実施を想定。秋入学は海外の大学では一般的で、学生の海外留学や留学生の受け入れを促し、国際競争力を強化する狙い。

 同日の大阪府、大阪市との会議で大学側が方針を説明。大学院では英語で学位が取れるコースの設置も目指す。副学長らでつくる検討チームで秋入学を導入する場合の制度などを話し合う。

 会議で吉村洋文知事は他学部への拡大にも期待を示し「将来は大学の公用語を英語にしてほしい。そんな大学が一つくらいあってもよいと思う」と述べ、実現に向け支援する考えを表明した。

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