TDRの千葉・浦安、宿泊税検討 交通渋滞や救急要請に対応

東京ディズニーランド=2020年、千葉県浦安市

 千葉県浦安市は9日までに、宿泊者に課税する「宿泊税」の25年度導入に向けて検討を始めると明らかにした。同市は東京ディズニーリゾート(TDR)があり、交通渋滞や宿泊客の救急要請も多い。こうした課題に対応するために増収分を充てる。

 市によると、1泊当たりの徴収額は検討中で、100円とした場合は年間約7億円の税収増を見込む。24年度予算案に検討委員会の設置運営費として330万円を計上。4月に検討委を立ち上げ、県や国とも調整する。

 浦安市の宿泊者の多くはTDRの来場者。コロナ禍前の19年は延べ約3千万人が訪れ、うち約800万人が市内の施設に泊まった。救急要請は宿泊施設からが多い。

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