【浦和】愛弟子グスタフソンが語るヘグモ監督の人間性や横顔「ここぞという時の気持ちの入れ方もよく心得ている」

攻撃的進化を遂げるチームの「要=アンカー」に。

スウェーデン1部BKヘッケンからJ1リーグの浦和レッズに加入したスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンが2月9日、大原サッカー場での公開練習のあと取材に応じて、ヘッケンでともに戦ってきたノルウェー出身であるペア=マティアス・ヘグモ監督との関係性、そして指揮官の横顔などを語った。

「マネージャー(監督)というよりも、リーダーというほうが合っているように思いますね」

グスタフソンは2021年から23年まで3シーズン(Jリーグと同じ通年制)、ヘグモ監督のもとプレー。4-3-3の不動のアンカーであり、2年目からはキャプテンを務めてきた。指揮官から信頼を寄せられていたことが分かる。

2022シーズンにはヘッケン創設初のリーグ優勝を果たし、昨季はリーグ3位に終わったもののスウェーデンカップ制覇を成し遂げた。グフタフソンは言う。

「ヘグモ監督からはリーダーシップとはどういうことか、そして人としても、いろいろなことを学びました。選手を理解しようと努力し、何をすべきかを伝えてくれました。リラックスする時は和ませ、ここぞという時の気持ちの入れ方もよく心得ていました」

そのようにモチベーターの一面も持ち合わせるという。

ヘグモ監督は30歳だった1989年、ノルウェー3部のグラタンゲンILで選手兼監督として、指揮官のキャリアをスタートさせた。そして男女のノルウェー代表チーム、U-15からオリンピック年代までの世代別代表チームなどで経験を積んできた。グフタフソンは「監督の両親が、ともに教師ということも影響しているかもしれませんね」と、その背景についても語る。

ヘグモ監督はまず4-3-3のシステムを採用すると明言している。愛弟子である29歳のグフタフソンが中盤の要=アンカーに起用されることが予想される。

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2024シーズンの浦和が、どのように攻撃的に進化を遂げるのか。まず、ヘグモ・スタイルを誰よりも熟知するグスタフソンがキーパーソンであり、生命線になりそうだ。

取材・文/佐藤亮太

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