28歳中国籍男性が2200万円詐欺被害 警察官ら名乗る男女「強制送還されたくなければ入金を」

滋賀県警草津署

 滋賀県警草津署は9日、中国籍の大阪府門真市内の会社員男性(28)が、中国の警察官などをかたる男女から約2200万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。

 同署によると、昨年11月11日、当時滋賀県草津市内に住んでいた男性の携帯電話に「国家詐欺防止センター」を名乗る女から「あなたが空港に送った荷物が届いている。偽の身分証明書や通帳が入っている」と電話があった。直後に中国の警察官を名乗る男から電話があり「口座が金融犯罪に使われ、指名手配がかかっている。自国に強制送還されたくなければ指定する口座に入金するように」と指示され、12~29日に計8回、現金を振り込んだという。

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